前置き
TwitFiがリリースされるとしばらくの間トレンドの乗り続けました。
STEPNの時もそうでしたが、何かが流行るとそれを真似したプロジェクトが必ず出てきます。
今回はTwitDaoというプロジェクトに対して考えていることを書いてみようと思います。
1点注意点を挙げるとするならばTwitFiとは何の関係もないため骨組みは似ているものの本質的な内容は全く違うということです。
結論
個人的な意見で言えばTwitDaoの運営に対して一定の信頼をしています。
ただし、ここで言う信頼は絶対にラグらないよね。などではなくラグるとしたらもう少し後だよねというような歪な形の信頼です。
ちなみにこの運営が善か悪かで表すのであれば間違いなく悪だと思うので人に勧めることは絶対にできません。
ただし今回の私の判断基準としては自分が稼げる道筋がありそうかという部分で判断しているため善悪は関係ないというだけですね。
後から振り返ればリスク高すぎて今の状態がただ運が良かっただけとしか思えないので今後はこのようなプロジェクトに参入はしないと思います。
TwitFiの類似プロジェクトはどれくらいあるか
本題に入る前にTwitDao以外の類似プロジェクトも確認してみましょう。
tweet to earn で検索するといくつか出てきますが、TwitFiとシステムが全く別のものもあります。
私が見た限りTwitFiのシステムを模倣しているプロジェクトは下記の3種類でした。
ここではTwitDao以外の2つについて確認しようと思います。
- TwitDao
- TweetFi
- TwitVi
TweetFi
2023/1/18にトークンのpink saleが行われたようです。Webサイトもあるのでプレイできるのかと思いきや、固定ツイートに「waiting tweet to earn」と記載があるのとハッシュタグを検索してもまともにヒットしないので怪しいです。
最後の公式アカウントからのツイートも2023/1/19と1週間前なので今後の開発がどうなるのか不明ですね...
育てる動物はこんな種類です。
ちなみにトークン価格も上場時よりも大きく下落。
TwitVi
これはもう見る価値もありませんでした。
TwitDaoでも育てる対象を魚にしていましたが、これは完全にTwitFiのコピーです。
WPに関しても完全コピーにしか見えませんでした。
公式アカウントは何かツイートを毎日しているようですが、見る価値はないと思います。
TwitDao
ようやく本題ですね。
ひとまずここまでで先程までの2つのプロジェクトと比べてTwitDaoの良かった部分は下記となります。
- トークンのListがβ版の後
- 育てる対象が鳥ではない
※そもそもイルカ、クジラはタマゴから生まれませんがそこは気にしないでおきます
とはいえども模倣プロジェクトであることには変わりません。
TwitDaoに関してどのように考えを持っていたかの推移をお伝えします。
参入検討時
参入するか悩んでいたときにツイートした内容がこちらになります。
この時点では下記の情報が判断材料でした。
▲マイナス要素
- アカウントは購入したアカウントに見える
- WPはほぼパクリ
○プラス要素
- タグ付けすると報酬が増えるなどの本家との差分がは若干みられた
ここでの想定
そもそもアカウントを買ってプロジェクトを模倣する人が良い人間なわけがない。
→その結果考えたパターンとしては下記の2パターンのどちらかだと仮定。
①Tweet to Earn の需要を理解し、市場が盛り上がっているうちに似たプロジェクトを作成し収益を上げる。収益が出るうちは運営を続ける気持ちはある。
②Tweet to Earn の需要を理解し、市場が盛り上がっているうちにユーザーから集金をして持ち逃げする。
考えられるパターン
上記の想定からどんなパターンになるかを考えました。
- 最高のパターン:TwitFiと同じような初動で初期から始めれば爆益
- 良いパターン:TwitFiまではいかないまでも似た傾向でトークン価格が推移しピークではTwitFiの1/2~1/3まで上昇する
- 悪いパターン:トークンが上場されない、アプリが正式ローンチされない、正式ローンチ後短期間で失踪する
- 最悪のパターン:ウォレットを接続した段階で全て抜き取られる
さすがに最高のパターンはなさそうと思っていましたが、2番めのアプリということもあり一定の反響の可能性は考えていたので良いパターンと悪いパターンを想定していました。悪いパターンと言っても正式ローンチさえされれば仮に2週間でラグったとしても原資回収可能性は残っているため、正式ローンチまではしてくれるという部分に私は賭けて参入しました。もちろんこの段階で正式ローンチまでしてくれる確証は全くないものの、β版が既にリリースされていたことと特にウォレットを繋いで中身を抜き取られた報告がなかったことは最後の後押しになりました。
※最悪のパターンに関しては専用ウォレットを用意すればリスク回避できるため専用ウォレットを使用することに。
参入後~ロードマップ発表まで~
ゲーム開始
参入を決めてからはひとまず10匹購入して様子見を開始。
タマゴ買い煽りイベントの開催
始めて1-2日で特定期間内にレアタマゴを一定個数購入すると報酬がもらえるイベントが開催。
それまでに購入していたユーザーは対象外だったため、ここで不信感が大きく増加。
元々ラグるとした場合は大きくわけて下記の3つのタイミングを想定していました。
運営側の立場になって考えたときには3番目のタイミングでラグるのが最も運営利益が高まるだろうと考えていたのでそこまでは続くかと思っていましたが、ここで1番目のトークン上場しない可能性も考え始めました。
- トークン上場はせずβ版の売上を持って失踪
- トークン上場はするものの、ゲームから出金ができず失踪
- ゲームから出金はできるものの正式ローンチ後の売上を持って失踪
不信感の増加
薬が実装されていないことと運営にDMしても返信がなかったことも不安を増加させる要因になっていました。
あとは確か48時間以内にコントラクトアドレスを発表するといいつつも時間内に発表されなかったりもありましたね。
公式からの返信あり
不安が増すばかりだったので問い合わせ先を公式のサポートアカウントに変更したところ、回答をもらうことができました。
ただしどこまで信じていいかはまったくわからない状態...
ロードマップの発表
この段階で運営から2週間分のロードマップの発表がありました。
不安のロードマップ編へ続く...
ロードマップ期間
薬の実装
ロードマップの最初の内容は薬の実装です。
当日まで本当に実装されるか不安でしたが、予定日の夜に無事実装されていました。
ローンチまでの立ち回り
この時期には仮にロードマップ通り進んだ場合にどんな方針で立ち回るかを考えていました。
ロードマップ通りに進めば 約25,000 TDT が Withdraw 実装時に引き出せる見込みだったのでどうするか考えていました。
ランキングの実装
この辺からロードマップ内容以外によくわからない動きが出てきました。
その1つがTwitFiにはない収益ランキングの実装です。
当時は20匹所持してたら1位が取れていました。
レベルアップの実装
レベルアップも無事に実装されましたが、ここでもTwitFiとの差分が発生しました。
WPが更新されており TwitFi にはないレベルアップに成功確率が存在することが追記されていました。
TwitFiでは育成後の売り圧が高まっていたので個人的には有効な手段だと感じています。
特殊進化の導入
TwitFi の特殊進化はローンチ時にはWPに記載されていなかったため、TwitDaoのWPにも記載されていませんでした。
気付けばWPが更新されており特殊進化の説明が...
もうここまでくると面白いなって気持ちで眺めてました。
謎のミニゲーム実装
TwitDao は突然 TwitFi と提携しているようなツイートを投稿しました。
しかし、これは TwitFi 運営から何も関係がないと即答されています。
これだけで済めばよかったのですが、まさかの本当にミニゲームが実装されました。
私は専用ウォレットでプレイしていたので確認できていませんが、TwitFi のNFTも使えたようです。
おそらく TwitFi 側のユーザーを引き込みたかったのだと思いますが、成功はしていなそうな感じでした。
トークン上場時の事件
ここに関しては完全に運営が悪いと思っています。
こちらの方が何が起きたかをまとめてくれていますが、上場直後は運営しか買えない設定となっており高騰後に売却をして利益を得ていたようです。
消え去った爆益の夢
ちなみに上場前に私はトークン価格がいくらだったらどれくらいになるのかなーと妄想をしていましたが、この夢は儚く散りました...
上場時にトークン購入したアドレスは全売りしておらず一部トークンを保持していたようだったので、
このときの私はまだラグらないことを期待していました。
運営からのお知らせ
事件の後に運営がお知らせを公開しました。
「皆が知りたいのは私達がSCAMかどうかということはわかっている」という内容から始まりますが、結局答えは書かれず事件の内容にも触れられていません。最後にSCAMというコメントにはもう反応しないと書いているのでこれが主題だったのかなと感じました。
出金の実装と違和感
上場時の事件もありましたが、しれっと出金が実装されました。
ここで違和感を感じたのが入金が実装されていなかった点です。
入金はできるが、出金はできないという状態であればラグる気満々だなと思いつつ逆のパターンだったので意味がわかりませんでした。
翌日アイテムも実装され、ロードマップの内容は実装されました。
謎の空白期間編へ続く...
謎の空白期間編
2023/1/19にロードマップの内容が全て実装されましたが、この時点では下記の機能が実装されていませんでした。
個人的には下記の機能が実装され次第正式ローンチとなるかと予想しているのですが、ロードマップが終わった1/19からこの記事を書いている1/29までの10日間の間にこれらに関する情報は何も発表されていません。
- Mintページの全ての機能
- ミステリーボックス
- トークンのDeposit(入金)機能
水面下で動いている機能改修
正式ローンチに対しての情報の発表はされていないものの、個人的には水面下で開発は進んでいるのではないかと考えています。
プレイをしている人しか気づかない部分ですが、地味に下記の機能が変わっています。
- トークンのDeposit(入金)機能の実装:これは何日からかはわかりませんが、気づいたら実装されていました。特に公式アナウンスはなかった気がします。
- MintページのUI変更:パールのミントはまだ未実装ですが、以前はNFTを選ぶ欄のFeed数が10/10になっていたところ、現在は正しいFeed数が表示されている。
- 銀のヒレなどの仕様変更:WPにはTwitFiの古い仕様である6回使用可能と書いてあるが、TwitFiで変更されたように72時間使用可能となっている。
- レベルアップ成功確率の変更:A→Sにレベル上げする際の確率がWPには70%と書いてあるもののどこかのタイミングで75%に修正されている。
TwitFiとの機能差分
TwitDaoのWPはTwitFiの初期のWPの内容を模倣しているため、TwitFiが変更した内容に変わっていく可能性があります。
下記の内容はまだ実装されていないものもありますが、TwitFi側で変更された内容のため採用される可能性があります。
- ミステリーボックスのアイテム内訳の変更
- レベルS+クジラの獲得トークン量の減少
- ウィルス感染確率の増加
謎のS+未実装
レベル上げの機能は実装されていますが、1/29現在は最高レベルのS+は実装されていません。
それ以外にも最初のタイミングで入金が実装されていなかった点や、育成を加速させるパールのミントが未だに実装されていない点から考えると売り圧を高める要素を意図的に遅らせている可能性もあると考えています。
今後の予想
あくまでも個人的な予想ですが、一通りの機能は実装されると思います。
ただし、そこで新規ユーザー獲得のためのタマゴ買い煽りイベントが行われた場合は警戒が必要です。
他のBCGでセールを行った後に運営が失踪した話を聞いたことがあるためTwitDaoでも同様のことが起きるのではないかと危惧しています。
TwitDaoは稼げるのか
現在の私の状態は初期費用が4BNBに対してまだ回収量は0の状態です。
日給換算でいうとロック外のトークンで約15000円分ほど稼げていますが、まだ育成のために再投資しています。
ただし思いのほか病気感染数が多いため原資回収できるかどうか怪しい感じという所感です。
PJの不信感が強すぎるせいでユーザー数が少なく売り圧も少ないため、サービスが続くのであれば立ち回りによっては原資改修は十分可能だと思います。
とはいえ今から新規で始めるのはまったくおすすめできません。
勝ち筋があるとすればTwitFiと同じように高レベルのNFTの獲得をすることですが、始めるのであれば少なくとも10匹以上は所持しないといけないと思います。それでも運営がラグってしまう可能性もあるためリスクは非常に高いです。