APIを用いたデータ活用 プログラミング 暗号資産

暗号資産の売買による収益化検証①:目的編

2023年7月18日

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目的

最近、暗号資産の取引が一般的になってきましたが、一部の取引者はこれを自動化するためのプログラムを作成しています。
今回はPythonのweb3ライブラリとEtherscanのAPIを使って、新たに作成されたイーサリアムベースのトークンを売買することで収益を上げることが可能かどうかを検証します。

対象となる暗号資産

イーサリアムチェーンには日々新たなトークンが作成され、その中には価格が急騰するものもあります。そのようなトークンを早期に発見し取引することで収益を上げることを目指します。

判断のために使用する情報

今回は下記の2種類のデータを用いて検証を行う予定です。

  • web3ライブラリ:イーサリアムと直接通信するためのPythonライブラリで、これを用いて新たに作成されたトークンの情報を取得します。
  • EtherscanのAPI:各トークンの取引履歴や流動性、トークンの保有者数などの情報を取得します。

収益を上げる方法

基本的な戦略は「安く買って高く売る」です。これを実現するためには次の2つの要素が必要です。

  1. コントラクト作成の検知速度を早める: これは新たに作成されたトークンをいち早く検知し、価格が上昇する前に購入することを意味します。
  2. 値上がりしそうな銘柄を見極める: これは各トークンの特性や市場環境を考慮し、価格が上昇しそうなトークンを予測することを意味します。

ゴール

プログラムが自動的に売買を行うことで、購入価格よりも売却価格が高くなるようにし、可能な限り高い勝率を達成することが目標です。

注意点

しかし、全ての新規トークンが価値を持つわけではありません。中にはSCAM(詐欺)とされるものもあり、これらを避けることが勝率を上げるためには重要です。

SCAMの例は次のとおりです:

  • トークンの流動性がなく、売却できない。
  • 開発者が大量のトークンを保有しており、突然それを全て売却する。(これを「ラグプル」と呼びます)
  • 特定のアドレスしかトークンを売却できない設定がされている。
  • 開発者がトークンの量を操作できる設定がされており、購入後に売却しようとしたらトークンがなくなってしまう。

これらを避けるために、各トークンの詳細な情報をEtherscanから取得し分析します。

今後の調査予定

まだ具体的なプロセスが見えていないため、まずは下記のような流れで確認を行い改めて方針を考えていこうと思います。

  1. web3ライブラリとEtherscanのAPIから取得できる情報を整理
  2. これらの情報を用いてSCAMの可能性を予測できそうか確認
  3. 全体の流れをどのようなステップで進めるか再整理

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