Steamレビュー分析 データ活用

モンハンワイルズのSteamレビューはどう変化したのか?月次ワードから見る低評価理由と改善傾向

この記事では、モンスターハンターワイルズのSteamレビューを月ごとに分け、高評価レビューと低評価レビューで使われやすい言葉の変化を整理します。レビュー全体の評価率だけを見るのではなく、どの時期にどのような不満や好意的な反応が出ていたのかを、日本語レビューと日本語以外レビューに分けて確認します。

先に結論を書くと、日本語レビューでは2025年5月から7月にかけて低評価寄りの言葉がかなり強く出ています。一方で、低評価が多い時期でも「楽しい」「面白い」「アクション」「今後」といった好意的な言葉は残っていました。そのため、単に遊びそのものが評価されなかったというより、PC環境、調整、アップデートへの受け止め方が評価を大きく分けていたように見えます。

日本語以外レビューでは、2025年6月から8月にかけて低評価寄りの言葉が目立ったあと、2026年1月から2月にかけて高評価率が上がっています。ただし、日本語以外レビューは英語以外の言語も混ざるため、英単語だけで細かい感情を断定しないようにしています。

ワイルズのレビュー全体の傾向は、先にモンスターハンターワイルズのSteamレビュー分析で整理しています。また、レビューを書いたあとも遊び続けているのかという観点は、Steamレビュー後のプレイ時間から見た継続分析で確認しています。この記事は、その2つを踏まえて、月ごとの言葉の変化に絞って読み直す位置づけです。

この記事で見ること

  • Steamレビューを月次で分けたときの高評価率の変化
  • 高評価レビューで使われやすい言葉と、低評価レビューで使われやすい言葉
  • 日本語レビューと日本語以外レビューの違い
  • 公式アップデートの時期とレビュー内の言葉の重なり
  • 記事として読むときに注意したい点

集計方法

対象はSteam上のモンスターハンターワイルズのレビューです。レビュー投稿日を日本時間の月単位に丸め、voted_upがTrueのレビューを高評価、Falseのレビューを低評価として扱いました。

言葉の抽出では、同じレビュー内で同じ言葉が何度出ても、基本的には1レビュー内の出現として扱っています。これは、特定のレビューが同じ単語を何度も書いた場合に結果が引っ張られすぎないようにするためです。日本語レビューはJanomeで形態素解析し、日本語以外レビューは英数字トークンを中心に集計しています。

高評価寄り・低評価寄りの判定には、単純な出現回数だけではなく、高評価レビューと低評価レビューのどちらに偏って出やすいかを見ています。そのため、ここで出てくる言葉は「その月に多く出た言葉」ではなく、より正確には「その月の高評価または低評価に寄りやすかった言葉」です。

注意点

  • レビュー本文からの集計なので、プレイヤー全体の意見をそのまま表すものではありません。
  • 日本語レビューは月によって件数が少ないため、特に2026年以降は参考値として見ます。
  • 日本語以外レビューは多言語が混在しており、英単語だけで細かい文脈までは判断できません。
  • アップデート内容は、保存済みの公式アップデートHTMLから確認できた範囲で要約しています。

日本語レビューの月次変化

まず日本語レビューを見ると、2025年5月から7月にかけて、評価率だけでなく使われる言葉の雰囲気も大きく変わっています。

日本語レビューでは、発売直後の2025年2月から3月は高評価率がほぼ半々でした。2025年3月には高評価側に「おもろい」「最高」「初心者」「没入」「物語」などが出ており、遊びやすさ、ストーリー、体験面を評価する声があったことが分かります。

一方で、同じ3月の低評価側には「返金」「ナーフ」「頻発」「クソゲー」「運営」「開発」「スカスカ」などが出ています。この時点で、ゲーム体験を楽しんでいる層と、調整・不具合・ボリューム面に不満を持つ層が分かれていたと考えられます。

レビュー件数高評価率高評価寄りの言葉低評価寄りの言葉
2025-0233947.8%ストーリー / モンハンクラッシュ / いい / モンスター
2025-03525547.6%おもろい / 最高 / 嬉しい / 初心者 / 慣れる / 本番 / 喋る / 没入返金 / ナーフ / 頻発 / クソゲー / 運営 / 払う / 壊れる / 開発
2025-0477544.0%楽しい / 楽しめる / 面白い / 今後 / キャラ / モン / ハン / 期待クラッシュ / 完成 / ユーザー / 作る / マップ / pc / ui / プライス
2025-0581017.4%今後 / 面白い / 楽しい / ボリューム / エンド / エンドコンテンツ / 個人 / 装備ナーフ / 修正 / 開発 / クラッシュ / 調整 / pc / フル / バグ
2025-0646479.6%十分 / 確か / 批判 / 最高 / 初心者 / 楽しめる / サブ / 最近アーリーアクセス / リソース / 押し付ける / アン / 舐める / 後悔 / ソシャゲ / ナーフ
2025-0726719.8%こむ / 楽しい / 難易 / 楽しみ / 面白い / でる / キャラ / 個人返金 / 無駄 / 破壊 / 報告 / ひどい / 起動 / 壊す / 次回
2025-08110033.7%楽しめる / 個人 / 楽しい / 今後 / アクション / 面白い / 不満 / クリアナーフ / 起動 / クラッシュ / まとも / 出す / 開発 / 勧める / pc
2025-0950924.8%楽しい / ストーリー / 面白い / コンテンツ / アプデ / 武器 / モンスター / モンハンコラボ / クラッシュ / ハンター / ワイルズ / pc / アップデート
2025-1076124.1%楽しい / 面白い / 難易 / ワールド / ワイルズ / 追加 / 実装 / コンテンツ最適 / 最適化 / クラッシュ / 作る / コラボ / バグ / 調整 / ff
2025-1127442.7%楽しいモンハン / モンスター / いい
2025-1249825.7%面白い / 楽しい / アクション / モンハン / コンテンツ / モン / ハン / しまうゴグマジオス / 発売 / ハンター / アプデ / クラッシュ / アップデート / モンスター / 武器
2026-0124639.0%モンハン / モンスター
2026-0222750.7%モンスター / モンハン
2026-0315246.7%

特に大きく変わるのは2025年5月から7月です。日本語レビューの高評価率は、5月が17.4%、6月が9.6%、7月が9.8%でした。低評価寄りの言葉にも「ナーフ」「修正」「開発」「クラッシュ」「調整」「返金」「起動」「壊れる」などが並びます。この並びを見る限り、単に難易度や好みの問題だけではなく、アップデート後の調整、PC版の安定性、開発方針への不満が重なっていた可能性があります。その後も2025年9〜12月は高評価率が大きく戻り切っていませんが、2026年1月は39.0%、2月は50.7%、3月は46.7%まで戻っています。ただし、2026年以降の日本語レビューは件数が少ないため、ここは改善傾向の参考値として扱います。

ただし、高評価側にも「面白い」「楽しい」「アクション」「装備」「シリーズ」といった言葉は残っています。ここは重要で、低評価が強い時期でも、ワイルズのアクションや狩猟体験そのものを肯定的に見ていたレビューは一定数ありました。記事としては、低評価の強さだけでなく、評価されていた部分も分けて書いた方が実態に近くなります。

日本語以外レビューの月次変化

日本語以外レビューでも、低評価が強まった時期と、2026年に評価が戻る動きが見えます。ただし、多言語が混ざるため、ここでは細かい感情の断定よりも、大きな変化の方向を見るための参考として扱います。

日本語以外レビューでも、2025年6月から8月にかけて高評価率が下がっています。6月は17.7%、7月は16.9%、8月は28.9%で、低評価寄りには「refund」「unplayable」「trash」「unoptimized」「waste」「broken」「bug」などが出ています。日本語レビューと同じく、安定性や最適化、返金に関する不満が目立つ時期です。

レビュー件数高評価率高評価寄りの言葉低評価寄りの言葉
2025-0314885056.5%must-play / captivating / bonk / monstie / cinema / goated / farted / ungarnm / nmsl / cnm / honte / tgy / scam / nmd / byd
2025-061849317.7%complaining / enjoying / peak / complain / complaints / awesome / happy / amazingpve / mod / refund / unplayable / trash / disappointed / worse / unacceptable
2025-072117016.9%blast / bombing / perfect / fantastic / yes / beautiful / awesome / enjoyingrnm / waste / mod / broken / bug / pve / trash / crap
2025-08682528.9%definitely / great / amazing / reviews / sure / fun / super / bitbug / unplayable / money / worse / poor / mod / instead / poorly
2025-11583666.3%definitely / nice / amazing / enjoyed / great / pretty / weapons / enjoyablecrash / months / fix / until / nothing / instead / buy / crashes
2026-01420659.1%bom / amazing / finally / muy / overall / juego / pero / greatcrashing / crash / amd / crashes / buy / fix / release / capcom
2026-02446970.4%bom / perfect / peak / amazing / finally / happy / definitely / grindcrashing / crashes / crash / fix / gpu / can't / nothing / amd
2026-03325265.6%great / muito / jogo / amazing / well / hunting / updates / expansioncrash / crashes / fix / amd / can't / everything / because / does

一方で、日本語以外レビューでは2025年11月以降に高評価率が戻る月もあります。2025年11月は66.3%、2026年1月は59.1%、2026年2月は70.4%、2026年3月は65.6%でした。高評価寄りには「great」「amazing」「finally」「perfect」「updates」「expansion」などが見えます。このため、日本語以外レビューでは、後半に入ってから改善や追加要素を評価するレビューが増えた可能性があります。

ただし、この回復をそのまま日本語レビューにも当てはめるのは危険です。日本語レビューは2026年以降の件数が少なく、ワード抽出でも十分な特徴語が出にくくなっています。日本語圏とそれ以外で受け止め方が違ったのか、単にレビュー投稿数の違いなのかは、本文例や時系列の評価率と合わせて確認する必要があります。

気になった語句を月次で見る

ここでは、個人的に気になっていた語句のうち、レビュー件数や実装時期から見て本文で扱う意味がありそうなものに絞って確認します。件数が少ない語句は、記事全体の見通しを優先して除外しました。

豪鬼・ラギア・オメガ・零式は、実装直後にレビューが増えた月だけを表示しています。一方で、最適化は発売直後から長く言及され、2025年12月16日のアップデート後に体験が変わった可能性があるため、2026年3月まで残しています。

語句表示期間該当レビュー数期間内の高評価率見方
最適化2025-02〜2026-03148522.6%発売直後から長く使われたため、2026年3月まで残して確認
豪鬼2025-05〜2025-073015.3%2025年5月28日の実装後、2025年5〜7月に絞って確認
ラギア2025-06〜2025-0727513.5%2025年6月30日の実装前後、2025年6〜7月に絞って確認
オメガ2025-09〜2025-1017726.0%2025年9月29日の実装後、2025年9〜10月に絞って確認
零式2025-09〜2025-106030.0%2025年9月29日の実装後、2025年9〜10月に絞って確認

最適化:発売直後の不満から、改善後の反応までを見る

最適化は、発売直後から継続的に言及されていた語句です。2025年の多くの月では、語句を含むレビューの高評価率が日本語レビュー全体より低く、動作の重さや不安定さへの不満と結びつきやすかったと見ています。

一方で、2025年12月16日のVer.1.040.00では、CPU/GPUの最適化、処理のフレーム分散、負荷軽減などが公式に案内されています。その後の2026年1〜3月は件数こそ少ないものの、高評価率が戻っており、改善を評価するレビューも混ざり始めた可能性があります。

該当レビュー数語句を含むレビューの高評価率日本語レビュー全体の高評価率
2025年2月3839.5%49.9%
2025年3月40135.2%51.3%
2025年4月5729.8%48.3%
2025年5月6610.6%18.0%
2025年6月33313.5%9.9%
2025年7月2186.4%10.2%
2025年8月9829.6%35.1%
2025年9月4010.0%26.5%
2025年10月8016.2%25.1%
2025年11月2416.7%43.2%
2025年12月4219.1%26.5%
2026年1月3141.9%40.1%
2026年2月4047.5%52.1%
2026年3月1741.2%47.9%

豪鬼:コラボ実装直後の反応

豪鬼は2025年5月28日に実装され、レビュー上では2025年5〜7月に言及が集中しています。件数は6月が最も多く、高評価率は同時期の日本語レビュー全体より低めでした。

作り込みそのものへの反応だけでなく、当時の基本的なプレイ体験への不満が強い状態でコラボ要素が追加されたことに対する、優先度への違和感も含まれていた可能性があります。

該当レビュー数語句を含むレビューの高評価率日本語レビュー全体の高評価率
2025年5月296.9%18.0%
2025年6月2026.4%9.9%
2025年7月701.4%10.2%

ラギア:新しい体験と好みの分かれ方

ラギアは2025年6月30日に実装され、レビューでは2025年6〜7月に多く言及されています。水中戦という新しい体験が入った一方で、該当レビューの高評価率は低めに出ています。

新鮮さはありつつも、戦闘のテンポや時間のかかり方、当時残っていた不満と一緒に語られたことで、人によって評価が分かれやすかったのではないかと感じます。

該当レビュー数語句を含むレビューの高評価率日本語レビュー全体の高評価率
2025年6月14513.1%9.9%
2025年7月13013.9%10.2%

オメガ・零式:高難度コンテンツとしての受け止められ方

オメガと零式は2025年9月29日に実装され、レビュー上では2025年9〜10月に言及が増えています。特に10月は件数が多く、語句を含むレビューの高評価率も日本語レビュー全体をやや上回っています。

ただし、9月時点では高評価率が低く、実装直後の戸惑いや難度への反応も混ざっていたように見えます。高難度コンテンツは、倒せるかどうか、周回したいと思えるかどうかで評価が分かれやすい要素だと考えています。

オメガ

該当レビュー数語句を含むレビューの高評価率日本語レビュー全体の高評価率
2025年9月375.4%26.5%
2025年10月14031.4%25.1%

零式

該当レビュー数語句を含むレビューの高評価率日本語レビュー全体の高評価率
2025年9月911.1%26.5%
2025年10月5133.3%25.1%

レビュー本文では何が語られていたか

月次の件数と高評価率だけでは、なぜその語句が評価に結びついたのかまでは分かりません。そこで、各語句を含む日本語レビュー本文を確認し、目立った文脈を要約しました。本文の引用ではなく、複数レビューに共通していた話題の整理です。

語句レビュー本文で多かった文脈
最適化(2025年の低評価)動作の重さ、クラッシュ、ベンチマーク結果と実プレイの差、アップデート後に重くなった体感が多く語られていました。単なる画質設定の問題ではなく、ゲームの土台が不安定なまま発売・運営されているという不信感と結びつきやすかった印象です。
最適化(2026年の高評価)2026年側の高評価レビューでは、最適化アップデート後に軽くなった、クラッシュせず遊べている、今からならおすすめしやすい、といった受け止め方が増えていました。ただし、UIやボリュームへの不満は残るため、全面的な評価回復というより、動作面の不安が少し和らいだという読み方が近そうです。
豪鬼豪鬼そのものの作り込みよりも、実装の優先順位に対する不満が目立ちました。モンスター追加、武器調整、UI改善、最適化を先に進めてほしかったという文脈で語られることが多く、世界観を重視しているはずなのに自社コラボは大きく入る、という違和感も一緒に書かれています。
ラギア復活そのものを喜ぶ声や、水中表現を評価する声はありました。一方で、レビュー本文では水中戦が毎回挟まることによるテンポの悪さ、周回時の単調さ、ラギア実装前後のクラッシュや負荷増加への不安も多く見られます。期待値が高かったぶん、追加後の遊び心地に厳しい目が向いた印象です。
オメガオメガは、高難度の強敵として攻略しがいがある、久しぶりに本気で対策を考える相手だった、という好意的な反応がありました。その一方で、モンハン本編の土台が整いきっていない状態で外部コラボの強敵が中心になることへの違和感、世界観やゲームスピードとの噛み合わなさ、DPSチェックやギミックへの戸惑いも目立ちました。
零式零式は、倒すまでの試行錯誤やマルチで協力する楽しさを評価するレビューがある一方で、反応はさらに分かれています。難度そのものよりも、MMO的な役割分担、野良マルチの安定しにくさ、装備作成と高難度クリアが結びつくことへの抵抗感が語られやすく、達成感よりストレスが勝ったという声も見られました。

この整理を見ると、各語句は単体の追加要素としてではなく、その時点で残っていた不満や期待と一緒に語られやすかったことがうかがえます。特に豪鬼・ラギア・オメガ・零式は、要素そのものの出来だけでなく、当時のプレイヤーが何を優先してほしかったのかを映しているように感じました。

アップデート時期と重ねて読む

ここからは、保存済みの公式アップデート情報と、レビュー内の言葉を重ねて見ます。すべての更新内容を細かく見るのではなく、レビューで目立った語句と関係しそうな更新に絞っています。

なお、ここで扱うアップデート時期との重なりは、レビュー内容を読むための補助情報です。アップデートが評価変化の原因だと断定するものではなく、同時期にどのような言葉が増えていたかを確認する目的で見ています。

日付公式更新主な内容レビュー語句とのつながり
2025-04-04Ver.1.010.00タマミツネ、上位ゾ・シア、ストーリーミッション、エクストラミッション、大集会所などを追加。4月レビューでは「楽しい」「今後」「期待」が残る一方、「クラッシュ」「完成」「UI」なども低評価寄りに出ています。追加要素への期待と、完成度・安定性への不満が同居していた時期として読めます。
2025-05-28Ver.1.011.00ストリートファイター6コラボ、歴戦個体★8、複数頭狩猟や高難度クエストの発生率調整などを追加・調整。5月の日本語レビューでは高評価率が17.4%まで下がり、「ナーフ」「修正」「開発」「調整」が低評価寄りに出ています。追加要素そのものより、調整方針への受け止め方が厳しくなった可能性があります。
2025-07-01Ver.1.020.01身だしなみメニューでのクラッシュ、通信切断、報酬内容、遠距離武器装備時のフレームレート安定性などを修正。6〜7月は日本語・日本語以外のどちらでも低評価が強く、「クラッシュ」「起動」「unplayable」「unoptimized」などが目立ちます。この修正内容は、当時の不満語とかなり直接的に重なります。
2025-08-13Ver.1.021.00HR100以上の★9歴戦個体、光るお守り、防具強化上限、射撃系オプションなどを追加・調整。8月は日本語レビューの高評価率が33.7%まで戻り、「楽しめる」「アクション」「今後」が高評価寄りに出ています。一方で「ナーフ」「起動」「クラッシュ」も残っており、追加要素で少し戻しつつ、不満が完全には消えていない時期です。
2025-11-20Ver.1.030.02AMD Radeon環境で起動に失敗する場合がある不具合を修正。別途、AMDドライバ環境での不安定さにも言及。日本語以外レビューでは、後半にも「crash」「amd」「fix」が低評価側に残ります。PC環境依存の問題が、レビュー評価に長く影響していた可能性があります。
2025-12-16Ver.1.040.00ゴグマジオス、エクストラミッション、冬の祭事などを追加。あわせて全ハード共通でCPU/GPUの最適化、処理のフレーム分散、100件以上の処理改善を実施。2026年1〜2月に日本語以外レビューの高評価率が戻る動きと時期が近く、「最適化」を含む日本語レビューの高評価率も2026年1月以降に上がっています。12月の全体最適化が、年明け以降の評価変化に関係した可能性があります。
2026-01-28Ver.1.040.03.01Steam版固有のCPU/GPU処理削減、シェーダーウォーミング処理削減、テクスチャストリーミング調整、VRAM使用量削減、CPU設定追加などを実施。2026年1〜2月の日本語以外レビューでは高評価率が上がり、「finally」「perfect」「great」などが高評価寄りに出ています。12月の全体最適化に続くSteam版固有の追加改善として、評価の戻りを補強した可能性があります。
2026-02-18Ver.1.041.00.00歴戦王アルシュベルド、★10イベントクエスト常設、装備・チャーム、ストーリーズ3コラボなどを追加。2月の日本語以外レビューでは高評価率が70.4%まで上がり、「perfect」「peak」「finally」「grind」が高評価寄りに出ています。高難度・継続プレイ向け要素が、評価の戻りと重なって見えます。

レビュー語句と最も直接つながるのは、2025年7月のクラッシュ・フレームレート関連修正と、2025年12月16日のCPU/GPU最適化です。前者は、低評価側に出ていた「クラッシュ」「起動」「unplayable」「unoptimized」と重なります。後者は、2026年1月から2月にかけて日本語以外レビューの高評価率が上がる動きと時期が近く、改善を受けて評価を見直したレビューが増えた可能性があります。なお、2026年1月28日の更新でもSteam版固有の処理削減やVRAM使用量削減が入っているため、年明け以降の変化は追加改善の影響も含めて読むのがよさそうです。

2025年5月末のVer.1.011.00は、ストリートファイター6コラボや歴戦個体、高難度クエスト発生率の調整を含む更新でした。この直後に日本語レビューでは「ナーフ」「修正」「開発」「調整」が低評価寄りに出ているため、追加コンテンツの有無だけでなく、調整方針そのものがレビュー評価に影響していたと考えられます。

2025年12月のVer.1.040.00ではゴグマジオスやエクストラミッションに加え、全ハード共通でCPU/GPUの最適化や100件以上の処理改善が行われています。また、2026年2月のVer.1.041.00.00では歴戦王アルシュベルドや★10イベントクエストが追加されています。日本語レビューの件数は少なくなるため断定は避けますが、日本語以外レビューで「grind」「updates」「expansion」などが高評価寄りに出ている点を見ると、後半の継続プレイ向け要素が評価の戻りに関係していた可能性があります。

好評点と不満点を短く整理する

月次ワードとレビュー本文の文脈を合わせると、ワイルズのレビューで評価されていた点と、不満が集まりやすかった点はおおよそ次のように整理できます。

高評価レビューで残っていた評価ポイント

  • アクションや狩猟体験の楽しさ
  • ストーリーや没入感
  • 追加要素や今後への期待
  • 改善後の動作安定性への評価

低評価レビューで目立った不満点

  • PC版のクラッシュ・起動不良・最適化
  • ナーフや調整方針への不満
  • アップデートの優先順位への違和感
  • 追加コンテンツへの期待と実際の受け止め方のズレ

この整理から見ると、ワイルズは「遊びそのものが完全に否定された」というより、良いと感じられていた部分がありつつ、PC版の状態や運営・調整への不満が強く重なった作品だったと考えています。

記事として見えてきたこと

今回の集計を見る限り、ワイルズのSteamレビューは、単純に「好評だった」「不評だった」とまとめるよりも、時期ごとに評価の理由が変わっていたと見た方がよさそうです。発売直後は期待、ストーリー、狩猟体験への反応と、クラッシュや最適化への不満が同時に出ています。その後、2025年5月から7月にかけては、調整や開発方針への不満がかなり強く出ました。

一方で、アクションや遊びとしての面白さを評価する言葉は低評価が多い時期にも残っています。そのため、ワイルズのレビューを読むときは、ゲームの核となる体験への評価と、PC版の安定性、アップデート内容、バランス調整への評価を分けて見る必要があります。

個人的には、この分かれ方はワイルズのレビューを読むうえで重要な特徴だと感じます。遊んでいて良いと思える部分があるからこそ、調整や改善への不満も強くなりやすい。レビュー本文の言葉を見ると、ただ離れたというより、期待していたから厳しく書かれたレビューも多かったのではないかと思います。

まとめ

  • 日本語レビューでは、2025年5月から7月にかけて低評価寄りの言葉が強く出ていた。
  • 低評価側には、ナーフ、開発、クラッシュ、返金、起動など、調整・安定性・運営方針に関係する言葉が多かった。
  • 低評価が強い時期でも、楽しい、面白い、アクション、今後といった好意的な言葉は残っていた。
  • 日本語以外レビューでは、2025年6月から8月に低評価が強く、2026年1月から2月に高評価率が戻る動きが見えた。
  • ワイルズの評価は、ゲーム体験そのものと、PC版の状態・アップデート・調整への評価を分けて読む必要がある。

月次ワードを見ると、ワイルズのレビューは単純に「好評か不評か」だけでは整理しにくいと感じます。アクションや追加モンスターを楽しんでいる声がある一方で、PC版の安定性、アップデートの優先順位、調整方針への不満が同じ時期に強く出ていました。だからこそ、評価の変化を見るときは、数字だけでなく、その時期に何が追加され、どのような言葉で受け止められていたのかをあわせて読む必要がありそうです。

全期間の評価傾向から見たい場合はワイルズのSteamレビュー分析、レビュー後も遊ばれているかを見たい場合はレビュー後のプレイ時間分析もあわせて読むと、月次ワードの変化をもう少し立体的に見られると思います。

-Steamレビュー分析, データ活用