Steam データ活用

【モンスターハンターワイルズ】Steamレビュー分析 - 全期間の傾向(2026年5月時点)

2026年5月21日

本記事では、Steamレビュー分析シリーズの一部として、モンスターハンターワイルズのレビュー傾向をデータから読み解きます。

分析対象は、Steamレビュー、月次レビュー件数、直近月の高評価率、同時接続数、レビュー投稿時点のプレイ時間、レビュー本文から抽出した代表的な話題です。ゲーム別の比較や他タイトルの分析は、Steamレビュー分析まとめ|ゲーム別の評価傾向・レビュー比較一覧でも整理しています。

モンスターハンターワイルズはレビュー件数が多く、2026年4月時点でもレビュー投稿が継続しているタイトルです。一方で、直近月の高評価率を見ると、日本語レビューと日本語以外レビューの間にやや差があり、評価の分かれ方にも注目できるデータになっています。

データを見て感じたこと

データを見る限り、モンスターハンターワイルズは「遊んでいる人が多い大型タイトル」である一方、レビュー内容はかなり賛否が分かれています。2026年4月の全体高評価率は62.4%で、極端に低いわけではありませんが、日本語レビューでは56.7%とやや厳しめです。

特に気になったのは、日本語レビューの評価がリリース直後から一度大きく落ち込んでいる点です。リリース直後は不満がありつつも、今後のアップデートで改善される期待が残っていた可能性があります。一方で、大型アップデートが行われた時期に高評価率が大きく下がっているため、ユーザーが期待していた改善内容と、実際に提示されたアップデート内容の間にズレがあったのではないかと感じました。

個人的にも、私はモンハンシリーズを2ndG以降かなりの割合でプレイしており、プレイした作品は深くやり込むほどではないものの、基本的にはエンドコンテンツまで進めてきました。その中で、本作は5月頃に一度離脱し、11月頃に少し復帰したものの、全コンテンツを最後まで遊び切れていません。記憶にある限り、ここまで途中で距離を置いたシリーズ作品は初めてです。

不満として感じたのは、シームレスなマップ体験への期待に対して、実際には移動面で制約を感じる場面が多かったことです。また、私はシリーズを通してハンマーをメインに使っていますが、武器間バランスへの不満も強く、調整が繰り返されても納得感のある状態にはなりにくかった印象があります。

さらに、モンスター数そのものというより、報酬や周回目的を考えたときに実際に繰り返し狩る対象がかなり限られているように感じました。大型アップデートでコラボ要素や遊びの幅を広げる要素が追加された一方で、当時の自分が求めていたのは、武器バランスの改善や新たな周回対象になるモンスターの追加でした。

レビュー傾向と自分の体験を重ねて見ると、本作の不満は「コンテンツがまったくない」という単純な話ではなく、ユーザーが優先して改善してほしい部分と、運営側が見せたい体験や世界観の優先度が噛み合っていなかった点にあるように感じます。今後は、アップデート内容に対して実際にどのような意見が出ていたのかを、レビュー本文の時系列変化からさらに深掘りしていきたいです。

ゲーム概要

項目内容
タイトルモンスターハンターワイルズ
AppID2246340
種別game
発売日2025年2月27日
ジャンルアクション、アドベンチャー、RPG
対応OSWindows
価格¥ 8,990
Steam上のおすすめ数193,398

ユーザーインサイトまとめ

最新月 高評価率(全体)
62.4%
2026年4月 / レビュー2,803件
最新月 高評価率(日本語 / 日本語以外)
56.7% / 62.6%
2026年4月
Peak CCU
32,043
2026年4月

高評価ユーザーにとっての魅力

  • 日本語高評価レビューでは、シナリオ、映像、デザイン、アイルー、アルマ、モンスター、狩猟中の体験に関する話題が見られます。
  • 代表的なレビューでは、ストーリー演出や主人公の描写を好意的に受け止める声があり、アクションRPGとして楽しめている層が確認できます。
  • 日本語以外の高評価レビューでは、ゲームプレイの楽しさや武器の操作感、狩猟体験、ロケーションの多様さに触れる内容が見られます。
  • 一部の高評価レビューでもパフォーマンス面への言及はありますが、ゲーム自体の面白さを評価している層では、おすすめに傾いているように読めます。

低評価ユーザーにとっての不満点

  • 日本語低評価レビューでは、パフォーマンス、フリーズ、テクスチャー、接続、セーブ、地形、視認性、シナリオ、理不尽さに関する話題が目立ちます。
  • 代表的な低評価レビューでは、コンテンツ量や完成度、アップデート方式、コラボ要素への違和感に触れる声が見られます。
  • 日本語以外の低評価レビューでも、最適化、内容量、更新方針、クラッシュやエラーに近い話題が確認できます。
  • 低評価側では、単発の不満というより、期待していた体験と実際の体験のズレが繰り返し語られている点が重要です。

レビューから見える改善余地

  • レビュー傾向を見る限り、パフォーマンスや安定性に関する不満は優先度が高いテーマとして扱われています。
  • 日本語レビューでは、ストーリー中の進行自由度や地形・視認性に関する話題も見られます。
  • 低評価レビューでは、アップデートで追加される内容への期待と、発売時点の完成度に対する受け止め方の差が表れています。
  • 接続やセーブに関連する話題も出ているため、プレイ体験を中断させる要素は評価に影響しやすいと考えられます。

改善案

  • パフォーマンスや安定性に関する改善状況を、ユーザーが把握しやすい形で継続的に示すことが重要に見えます。
  • アップデート内容については、追加要素だけでなく、既存の不満点にどの程度対応したかを伝えると評価の回復につながりやすそうです。
  • ストーリーや演出を好む層と、自由な狩猟体験を重視する層で評価軸が異なるため、プレイスタイル別に満足度を高める設計が求められているように読めます。
  • レビュー上で繰り返し出る話題を定点観測し、次回以降のアップデート後に高評価率やレビュー内容がどう変わるかを見ると、改善の効果を追いやすくなります。

同時接続数の推移

まずはSteamCharts由来の同時接続数です。2026年4月の平均プレイヤー数は14,296.69、前月比は-45.15%、ピークプレイヤー数は32,043でした。直近月では前月から大きく減少しているため、レビュー傾向とあわせて見ることで、継続プレイ状況を把握しやすくなります。

レビュー件数と高評価率の推移

次に、月次のレビュー件数と高評価率を確認します。2026年4月は全体で2,803件のレビューがあり、そのうち高評価は1,749件、高評価率は62.4%でした。

レビュー件数と高評価率は、単月だけを見るよりも推移で見ることで、評価が安定しているのか、特定の時期に変化しているのかを把握しやすくなります。ここでは、全体の推移と、日本語・日本語以外の違いを分けて確認します。

日本語レビューと日本語以外レビューを分けると、2026年4月は日本語レビュー90件のうち高評価51件で、高評価率は56.7%でした。日本語以外レビューは2,713件のうち高評価1,698件で、高評価率は62.6%です。

件数規模は日本語以外レビューの方が大きいため、全体の高評価率は日本語以外レビューの影響を受けやすい構造です。一方で、日本語レビューだけを見るとやや厳しめの評価になっており、言語別に分けて見る意味があるタイトルだと感じます。

プレイ時間分布

レビュー投稿時点のプレイ時間を見ると、どの程度遊んだ段階で評価が投稿されているかを確認できます。短時間で評価している層と、長時間遊んだうえで評価している層では、レビューに書かれる内容が変わる可能性があります。

本記事では、レビュー投稿時点のプレイ時間分布に加えて、所持タイトル数別・プレイ時間別の表も確認します。評価の背景を読むうえでは、レビュー本文だけでなく、どの程度遊んだユーザーの声なのかをあわせて見ることが重要です。

日本語レビューと日本語以外レビューで分けたプレイ時間分布です。言語別に見ることで、レビュー投稿のタイミングやプレイ時間帯に違いがあるかを確認しやすくなります。日本語以外の方が短いプレイ時間でレビューしやすい傾向があります。

プレイ時間別の集計表では、どのプレイ時間帯でレビューが多いのか、また高評価率に違いがあるのかを確認できます。レビュー本文の印象だけで判断せず、プレイ時間帯ごとの傾向と組み合わせて読むのがおすすめです。通常であればプレイ時間が長いほど高評価率が高くなりそうですが、日本語/日本語以外のどちらもプレイ時間が長いほど高評価率が下がっているのが印象的です。

所持タイトル数別の表は、Steam上でどの程度ゲームを所有しているユーザーがレビューしているかを見るための補助情報です。レビュー傾向を読む際に、投稿者層の違いを把握する材料になります。所有タイトル数はプレイ時間ほど明確な傾向はなさそうです。

レビュー時点 × 累計プレイ時間

レビュー投稿時点のプレイ時間と、累計プレイ時間の関係を見ると、レビュー投稿後にどの程度プレイが続いているかを確認できます。レビュー時点でほぼ評価が固まっているユーザーもいれば、レビュー後もプレイを続けているユーザーもいるため、散布図で見ると傾向をつかみやすくなります。

次のグラフでは、レビュー投稿後にプレイ時間がどの程度伸びているかを比率で確認します。レビュー時点から累計プレイ時間が大きく伸びている場合、評価投稿後もプレイが継続している可能性があります。

評価別に見ると、高評価・低評価のどちらでレビュー後のプレイ継続が見られるかを確認できます。低評価であってもプレイが続いているケースがあれば、不満を持ちながらも継続している層が存在する可能性があります。特に印象的なのは日本語で低評価をしたユーザーのうち約60-70%のユーザーはレビュー投稿時点からプレイ時間が10%以上増加していなさそうということです。

セグメント別レビュー傾向

ここからは、レビューを「日本語高評価」「日本語低評価」「日本語以外高評価」「日本語以外低評価」の4つに分けて確認します。代表レビューは原文を長く掲載せず、話題の要約として整理します。

日本語高評価レビュー

日本語高評価レビューでは、ストーリーや演出、映像、アイルー、アルマ、モンスター、狩猟体験に関する話題が見られます。代表的なレビューでは、カットシーンや主人公の描写を好意的に受け止めている声や、短い時間でも物語に入り込みやすいとする声が確認できます。

一方で、高評価レビューの中にもパフォーマンス面や進行中の自由度に対する指摘は含まれています。つまり、日本語高評価は「不満がない」ではなく、不満を上回る魅力を感じている層として読むのが自然です。

キーワード比率
受付嬢、映像、デザイン、テクスチャー、場所0.1350
アイルー、シナリオ、飯、ベンチマーク0.1276
仲間、釣り、アルマ、攻略、エンディング0.1264
ラギアクルス、水中戦、モンスター、豪鬼、ゴグマジオス0.1247
描写、物語、シナリオ、展開、料理0.1245

日本語低評価レビュー

日本語低評価レビューでは、パフォーマンス、フリーズ、品質、テクスチャー、接続、セーブ、地形、視認性、シナリオに関する話題が目立ちます。代表的なレビューでは、コンテンツ量や完成度に対する不満、アップデート方式への疑問、コラボ要素に対する違和感が語られています。

低評価側では、単に特定の要素が苦手というより、期待していた狩猟体験や完成度とのズレが不満につながっているように読めます。特に、品質や安定性に関する話題が複数トピックに分散している点は見逃せません。

キーワード比率
企業、品質、フリーズ、商品、責任、パフォーマンス、テクスチャー0.1764
段差、構造、地形、視認性、攻略0.1590
接続、サーバー、データ、セーブ、セーブデータ0.1324
理不尽、シナリオ、周年、セルレギオス、勲章0.1290
ロビー、パーティー、オフ、リンク0.1148

日本語以外高評価レビュー

日本語以外高評価レビューでは、ゲームプレイの楽しさ、武器の操作感、狩猟体験、ロケーション、モンスターに関する話題が見られます。代表的なレビューでは、狩りそのものを楽しんでいる声や、武器ごとの操作感、ビルドやエンドゲームに触れる声が確認できます。

一方で、日本語以外高評価レビューにも最適化やPC環境に関する話題は含まれています。高評価であっても、技術的な課題を認識したうえで、ゲームプレイの満足感を評価している層がいると考えられます。

キーワード比率
post-launch、artifacting、stages、layout、honey0.1581
saed、jewel、startup、reports、commit0.1513
url、d3d、dll、bios、expeditions、volumetric0.1336
multijugador、zona、ritmo、compa、ordenador0.1227
silah、aventure、combatimento、nuovo、difficolt0.1118

日本語以外低評価レビュー

日本語以外低評価レビューでは、最適化、内容量、更新方針、クラッシュやエラーに近い話題が見られます。代表的なレビューでは、発売時点の完成度や無料アップデートによる追加方式に対する不満が目立ちます。

日本語低評価レビューと同じく、こちらも品質や完成度に関する不満が中心です。ただし、日本語以外レビューでは多言語の投稿が混在しているため、LDAキーワードはややノイズを含みます。単語単位で断定せず、代表的な話題の方向性として読むのが適切です。

キーワード比率
host、downtime、complexity、mechanically、pathing、convenience0.1883
saed、rushing、exclusive、flicker、nonstop0.1619
bans、live-service、requested、transmog、loadouts、disconnecting0.1531
storia、recensione、ordenador、campanha、jogadores0.1128
dll、monsterhunterwilds、crush、jogabilidade、s9041-tad-w72t0.1017

分析上の注意点

  • 本記事のレビュー傾向は、取得できたSteamレビューのデータに基づいています。
  • レビュー件数や好評率は取得条件に依存するため、Steam上の表示と完全に一致しない場合があります。
  • CCUは取得元や集計条件によって変わるため、同時接続数の目安として扱っています。
  • 代表的な話題はレビュー全体の傾向把握を目的としており、個別レビューの内容をそのまま全体意見として扱うものではありません。
  • 本記事では公開情報のみを対象とし、レビュー本文は個別ユーザーではなく全体傾向を見るために扱っています。
  • LDAトピックは機械的に抽出されたキーワードをもとにしているため、意味づけは補助的なものとして読む必要があります。
  • 多言語レビューでは、言語の違いや表記ゆれにより、キーワードにノイズが含まれる場合があります。

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まとめ

モンスターハンターワイルズのSteamレビューをデータから見ると、高評価側ではストーリー、映像、アクション、狩猟体験、モンスターに関する好意的な話題が確認できます。特に、ゲームプレイそのものを楽しんでいる層では、細かな不満がありつつもおすすめに傾いているレビューが見られます。

一方で、低評価側ではパフォーマンス、安定性、完成度、アップデート方式、接続・セーブ、地形や視認性に関する不満が目立ちます。期待値の高いタイトルである分、ゲーム内容だけでなく、品質や運営方針に対する評価もレビューに強く反映されているように見えます。

データ上は、2026年4月の全体高評価率が62.4%、日本語レビューの高評価率が56.7%、日本語以外レビューの高評価率が62.6%でした。全体だけを見ると見落としやすい差も、言語別・評価別・プレイ時間別に分けることで、より立体的に理解できます。

今後の分析では、アップデート後にレビュー件数や高評価率、低評価側の話題がどのように変化するかを見ることで、評価の回復や不満点の残り方を追いやすくなります。他タイトルとの比較は、Steamレビュー分析まとめ|ゲーム別の評価傾向・レビュー比較一覧でも整理していきます。

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